ラックは6月13日、Opening Lineとブロックチェーン技術分野で業務提携契約を締結したことを発表した。
ラックはICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)で街全体のセーフティと地域活性化を目指す「town」構想の実現に向けて、独創的な技術やアイデアを持つ企業との連携を進めている。
一方、Opening Lineはブロックチェーン技術をさまざまな分野で実装することで安心安全な社会の実現を目指しており、2022年度上半期にはブロックチェーンを活用したファイル送受信クラウドソリューション「JUGGLE(ジャグル)」を発表予定だという。
両社は今回の業務提携により、Opening Lineが開発中のJUGGLEの機能やサービス拡販に関する協業を推進し、製品化を加速するという。また、ラックが開発中のtown構想で扱うデータのセキュリティを確保するためのブロックチェーン技術の社会実装を図る予定としている。
ブロックチェーン技術はAI(Artificial Intelligence:人工知能)やIoT(Internet of Things:モノのインターネット)などの先端的技術と並んで、DX(デジタルトランスフォーメーション)の分野で期待される技術の一つだ。
暗号技術によって正確な取引履歴を維持するため、データの破壊や改ざんが極めて困難とされる。従来の技術では解決できなかったデジタルデータを取り扱う際の課題を解決しうる新しい手段として、ビジネスへの応用や社会変革の可能性が期待されている。