Microsoftは6月9日(米国時間)、クロスプラットフォームのコードエディタ「Visual Studio Code」(以下、VSCode)の最新版となるApril 2022(バージョン1.67)をリリースした。

Microsoftは、VSCodeを毎月1回継続的にアップデートする方針をとっており、May 2022はその名の通り2022年5月アップデート版となる。

  • Visual Studio Code May 2022 (バージョン 1.68) for macOS

    Visual Studio Code May 2022 (バージョン 1.68) for macOS

May 2022における主な変更点としては、次の項目が挙げられている。

  • 「表示言語を構成する(Configure Display Language)」コマンドで、「利用可能な言語(Available languages)」セクションから選択した言語をインストールして設定できるようになった
  • 拡張機能に「非推奨」の属性を付けられるようになった。非推奨とされた拡張機能は、拡張機能ビューでは非推奨となったことが確認できるように表示される
  • 拡張機能ビューの「詳細」ページに、拡張機能の開発を支援するための「Sponsor」ボタンが追加された
  • ファイルエクスプローラーにおいて、.gitignoreで除外されたファイルを非表示にできるようになった
  • 新しいgit.branchProtection設定によって、保護するブランチを構成できるようになった

上記のほかにも多数の細かな変更が加えられているほか、さまざまなバグ修正も行われている。また、Webブラウザ版の「Visual Studio Code for the Web」に関しては、新たにローカリゼーションのサポートが開始されたことがアナウンスされている。初期のローカリゼーションでは、ブラウザの言語設定に応じて表示内容を自動的にその言語に翻訳する機能などが追加されている。そのほか、変更点に関するより詳細な情報は、公式サイトのドキュメントおよびアップデート時に表示されるリリースノートを参照いただきたい。

VSCodeは次のサイトからダウンロードすることができる。