聖徳学園は6月10日、2024年4月から高校課程に「データサイエンスコース」を開設することを発表した。

同コースでは、”教科の壁”を超えた複数科目における英語力強化により、ビッグデータを読み解ける力を養うとともに、創造的発想を可能とするリベラルアーツ教育により、文理融合型で幅広く学べるプログラムを提供していく。

昨今、AIやデータ関連領域の発展がめざましく、政府によってAI技術やデータサイエンスの素養を身に着けた人材育成の目標が提示されるなど、大量に蓄積されたデータから社会に有益な知見を引き出す「データサイエンス」がより一層注目を集めている。

一方で、この領域を大学以降に一朝一夕に身につけることが難しいという声も多いことから、同学園では、高等学校で必履修となった「情報I」を含め、文系・理系を問わず、早い段階からその素養を身につけることがより重要となっていることを背景に同コースを開設したという。

同校は、「データサイエンスコース」開設により、「子どもたちがここで得た多方面から分析する力や、 論理的・構造的思考プロセスなどの学びにより、新たな社会的価値を創造できる人材育成を目指す」とコメントしている。