NTT東日本岩手支店は6月9日、社員の家庭などで捨てられるはずだった廃棄物や不用品を新しい製品にアップグレードする「アップサイクル」の取り組みを実施することを発表した。
この活動は、身近にできるSDGsの取り組みとして行われるもので、職場に回収ボックスを設置して、社員の家庭などで不要となった書籍、Tシャツ、食料品などを回収し、アップサイクル活動をしている団体・企業のプロジェクトへ寄付するというもの。
寄付を行う団体・企業は、読み終えた本を病気と闘う子どもたちのために新しい本に替えて子どもたちに贈る取り組みを行っている盛岡書房の「象と花」プロジェクト、家庭などで不要となった布を集め、布ウエスとして再生する作業を福祉作業所に仕事として依頼する取り組みを行っている川上塗装工業の「リンクアップウエス」プロジェクト、賞味期限内でまだ食べられる食料品などを寄付してもらい、生活に困っているの人へ行政・社会福祉協議会を通じて渡す取り組みを行っているフードバンク岩手の「食糧支援」プロジェクト の3つだという。
同社はこの取り組みを通して、SDGsの17個の 目標のうち、「12:つくる責任 つかう責任(“生産者も消費者も、地球の環境と人々の健康を守れるよう、責任ある行動をとろう”)」に貢献していく考え。