博報堂DYメディアパートナーズは6月9日、メディア企業のサイト構築や運用を統合的に行うサービスの提供を開始することを発表した。朝日新聞社が開発・提供するCMS「ポトフ」を活用しコンサルティングから運用支援まで行う。
デジタル化が進む中、生活者の情報やコンテンツとの接触機会はオンラインへ広がる一方、地方紙はじめメディア企業にとっても既存のオフラインだけでなく、オンラインでの情報発信の活性化、さらに生活者とのタッチポイントの深化・拡充は大きな課題となっている。バーティカルメディアやローカルメディアなど、複数のデジタルタッチポイントを展開するメディア企業は増えているが、デジタル人材の確保が困難で複数のメディアの機動的な立ち上げや継続的な運営は高いハードルとなっている。
こうした課題に対し、バーティカルメディアやローカルメディアで複数の導入実績をもつ朝日新聞社CMS「ポトフ」を活用することで、少人数かつ短期間でメディアを立ち上げ、運営をすることが可能になるという。
朝日新聞社のデジタルノウハウを交えたサイト構築のほか、高速かつ継続的なPDCAを行いサイトの運営をサポートする。オプションとして、自動見出し作成や自動記事要約など、同社の過去30年分の記事データを機械学習させた独自の人工知能活用サービスも利用可能だという。
また、博報堂DYメディアパートナーズが培ってきたメディアDXの知見やソリューション、クリエイティビティを掛け合わせ、更に高いターゲットとのエンゲージメントを提案する。各種調査データや事例をもとにしたコンサルティングの実施や、動画自動作成ツール「NEWS BRAIN」をはじめとする各種メディアDXソリューションの提案、これまでの枠組みに囚われないオーディエンス発想で生活者とエンゲージするメディア・クリエイティビティを提供する。