島津製作所は6月7日、小設置面積かつ、さまざまな分析ニーズに対応できる汎用性、初心者でも利用しやすい操作性などを備えた分析装置として原子吸光分光光度計(AA)「AA-7800シリーズ」を発表した。
AAは、「原子は元素ごとに固有の波長の光を吸収し、元素の濃度が高いほど光の吸収量が増える」という性質を利用した分析装置で、試料に含まれる元素ごとの量を測定することを可能とするもの。食品や素材、化学などの分野における品質管理、水質や土壌に含まれる有害物質の検査などに活用されてきたという。
AA-7800シリーズは、2009年に発売したAA-7000シリーズならびに2013年に発売したAA-6880シリーズそれぞれの特長を受け継いだ統一後継モデルという位置づけで、ボリュームゾーンである中級機市場でのシェア拡大を目指して開発されたモデルという位置づけ。そのための特徴として、以下の3点を同社では掲げている。
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