大林組は6日、大規模な開発プロジェクトなど建設現場の車両入退場や走行記録を可視化し管理するシステム「FUTRAL」(フュートラル)の開発を発表した。
1日で数千台にもおよぶ場合もあるという大規模開発プロジェクトにおける建設現場への車両入退場。課題となる周辺エリアの渋滞や混乱を軽減すべく同社が開発した「FUTRAL」は各種情報を集約し、可視化することで管理しようというもの。市販のシステム上で行う工事車両入退場予約やスマートフォンのGNSS情報から位置や移動状況等の情報を集め、ダッシュボードやGoogleマップなどの地図上でリアルタイムに管理。メッセージの送受信や通行禁止エリアの設定も可能で、ドライバーや工事管理者は、情報を見ながら混雑状況を勘案しルートを変更できる。