セイコーソリューションズは6月7日、コンソールサーバー「SmartCS」でREST APIに対応した新ファームウエア v3.0を開発し、6月中旬以降に提供を開始することを発表した。今回のバージョンアップにより、さまざまな運用管理ツールとの連携機能を強化し、システム全体の運用自動化を実現する。
SmartCSは、複数のネットワーク機器へのコンソール接続を集約するアプライアンス機器。今回、REST APIに対応することで、ネットワーク運用の現場で使われる多種多様な運用管理ツールとの連携が可能となった。
SmartCSの設定変更や情報取得といった作業がAPI経由で行えるようになるほか、SmartCSに接続しているターゲット機器が出力するコンソールログやオペレーション情報をAPI経由で取得することが可能。これらの作業を運用システムと連携して行うことで、オペレーション作業の省力化につつながるとしている。
また、APIに対応していないネットワーク機器についても、SmartCSに接続することでREST API経由でのオペレーションや情報取得が可能となるため、従来は難しかったシリアル通信情報を運用システムと連携可能となり、システム全体のネットワーク機器の包括的な管理実現が期待できるということだ。