Microsoftは6月2日(米国時間)、Windows 10向け更新プログラム「KB5014023」をプレビューリリースした。KB5014023には、セキュリティ関連以外の複数の不具合の修正や機能強化が含まれたアップデートで、Windows 10 バージョン21H1と21H2、およびWindows Server 20H2で利用できる。
KB5014023における修正内容の詳細は、Microsoftの次のサポートページにまとめられている。
おもな修正内容として挙げられている項目は次のとおり
- たまにMicrosoft ExcelやMicrosoft Outlookが開けない問題の修正
- インターネット ショートカットのアップデートができなくなる問題の修正
- IMEが前のテキストを変換中に文字を入力すると、IMEによって文字が破棄される問題の修正
- ファイルのコピー速度が低下する問題の修正
- 特定のGPUで、アプリが予期せず終了したり、Direct 3D 9を使用する一部のアプリが正常に動作しなくなる問題の修正
ほかにも、24時間使用されているWindowsシステムでメモリリークが発生する問題や、リモートデスクトップ・クライアントアプリケーションがセッション終了後にクラッシュする問題など、多くの問題への対処が含まれているため、現状で修正対象の問題に遭遇しているユーザはKB5014023を適用することで状況が改善する可能性がある。
ただし、KB5014023は早期公開のプレビュー扱いのリリースであるため、使用は自己責任とされている。このまま問題が生じなければ、第2火曜日の月例アップデートで正式リリースされる予定となっている。