トライポッドワークスと丸本組は6月2日、共同で建設現場に設置したカメラ映像からAIを活用して施工実績や稼働状況など生産性指標を見える化する「AI解析×施工実績ソリューション:AIダッシュボード」を開発したことを発表した。

「AI解析×施工実績ソリューション:AIダッシュボード」の利用画面(同社資料より)

「AI解析×施工実績ソリューション:AIダッシュボード」の利用画面(同社資料より)

施工現場に設置したカメラ映像をトライポッドが提供する映像解析プラットフォーム「ViewCamCloud(ビューカムクラウド)」に送信。クラウド上で建設機械に特化したAI解析を行うことで施工実績、重機稼働時間、重機稼働率、掘削土量などの生産性指標をリアルタイムにダッシュボードに表示、施工状況を見える化する。ダッシュボードには、重機の種類ごとの稼働状況や掘削土量数量、積算シミュレーション等も表示され、施工状況のリアルタイム把握にも活用できる。

両社は、宮城県発注の道路改良工事現場に2台のカメラを設置して実証実験を行いその性能の検証を行っており、システムを使用することで工程短縮や施工効率の向上、安全管理や品質向上など建設現場の生産性向上に寄与するとコメントしている。今後は、他工種への応用も視野に入れシステムの開発を進めていくという。