ArchaicとNTTPC、監視カメラをマーケティングに活用できるソフトを無償提供

ArchaicとNTTPCコミュニケーションズ（NTTPC）は2日、既存の監視カメラをマーケティング用のカメラにも活用できるエッジAIカメラソフトウェア「AI Open Camera」を、6月6日より無料で提供開始することを発表した。

左：「AI Open Camera」の映像ページイメージ、右：「AI Open Camera」の解析ページイメージ

「AI Open Camera」は、NTTPCが運営する「Innovation LAB」での知見を活かし、マーケティングに必要な機能を備え、既存のIPカメラとPCがあれば簡単に導入できるエッジAIカメラソフトウェア。

PCに「AI Open Camera」をダウンロードして監視カメラを紐づけるだけで、現状の監視カメラをマーケティング用のエッジAIカメラにすることが可能。AIの専門知識は不要で、直感的に利用できるため容易に導入できる。

既存のIPカメラとPCで利用できるうえ専用の設備を新たに導入する必要がなく、初期投資は不要。ノートPCなどでも動作するようにチューニングされているという。

手持ちのPCでAIソフトウェアを無料で利用でき、初期投資は不要

監視カメラの画像を「AI Open Camera」がデータ分析し、性別・年齢・来店人数をデータ化。小売店やイベント会場であれば、来店者の属性や来店人数を見える化できるので、販売数予測や広告効果の検証が可能になり、マーケティング戦略や経営戦略の策定に活用できる。小売店での購入者のデータ取得に加え、未購入者の属性や行動データを取得することで新しい販促アイディアに繋げることも可能だとしている。

「AI Open Camera」は、こちらのWebサイトから利用登録することで、自動返信メールにダウンロードリンクが添付される。動作環境はOSがWindows 10、CPUがCore i7-8550U 1.80GHz以上、メモリ8GB以上。