ラックは6月2日、スマートシティ実現に向けた課題解決の向けて、芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科(市川学准教授)と共に、都市や街におけるICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)の実使用環境を再現したさまざまな試験を行う産学連携の共同研究を開始することを発表した。

今回の研究の最終的な目的は、スマートシティを実現するために必要なデータ管理および分析手法の確立だという。

同社は地域のスマートシティに関連する取り組みとして、先端的なデジタル技術を活用して防災および減災を可能にするプラットフォームの実現に取り組んでいる。例として、気象データや街中のセンサーからの情報を統合し、より詳細なエリアでの災害状況の把握などが挙げられる。

両者は今後について、こうしたデータの取得および分析に関わるセキュリティプラットフォームの実現を推進し、各自治体における地域活性化を目指すとしている。