NTTデータは、6月2日、北米子会社であるNTT DATA Servicesを通じて、デジタルデザインおよびアプリケーション開発に強みを持つ米国Postlightを買収することで合意したことを発表した。今回の買収は、2021年のNexientおよび2022年3月のVectorform買収に続き、北米分野におけるデジタル戦略の柱の一つであるアプリケーション開発・モダナイゼーション領域の一層の強化を目的としたもの。
NTTデータは、Nexientの買収を通じてアプリケーション開発・モダナイゼーション領域の体制を強化し、また、Vectorformの買収により同領域におけるCXやアプリケーションデザイン対応力を拡充してきた。
今回のPostlightの買収を通じて、デジタルデザインおよびアプリケーション開発力のさらなる強化に加え、主に金融など、顧客の業界に合わせたデジタル対応力を補完することで、競争力のさらなる向上を実現したい考え。
NTT DATA ServicesのEric Clark氏は、「デジタル市場におけるさらなる事業成長に向けた継続的な戦略投資の一環として、PostlightをNTTデータに迎えられることを嬉しく思います。我々は、お客さまのデジタル化の推進をグローバルレベルでサポートすることのできるデジタルパートナーとして、今後も人材のデジタル化およびオファリング強化を推進するとともに、お客さまに提供するサービス価値の最大化をこれまで以上に強力に推進していきます。」と述べている。
同社は、今後も買収を含めた継続的な投資を通じて成長を加速させるとともに、事業を支える人財力・組織力の最大化を進め、顧客の成長および社会課題の解決に貢献していくとしている。