ビズリーチは6月2日、人財活用プラットフォーム「HRMOS(ハーモス)」シリーズにおいて、新たなサービスとして、無料のクラウド年末調整申告システム「HRMOS年末調整」を8月中旬に提供開始することを発表した。

  • 「HRMOS年末調整」

同システムは、「本人と配偶者情報」「扶養親族情報」「保険料控除額」「住宅ローン控除額」「前職の源泉徴収情報」といった年末調整における申告情報の収集や、回収の進捗管理・レポート、CSV出力など、年末調整の工程をオンラインで完結させるもの。

同システムの背景には、長きにわたって紙で行われていた年末調整手続きが、2018年度の税制改正により、2020年4月以後に開始する事業年度の年末調整から電子化への対応が可能となったにもかかわらず、いまだ約5割の企業が「紙」での年末調整を行っており、電子化への対応が思うように進んでいないという課題があるという。

同システムの特徴としては、「無料で導入・利用できる」「従業員が質問に回答するだけで書類ができる、使いやすいUI/UX」「年末調整業務担当者の工数を削減する、進捗管理・レポート画面」「導入・設定・運用のサポートコンテンツ」などがある。

同サービスでは、従業員ごとに必要な申告書類を自動で判定し、書類が作成されていくため、年末調整の知識がなくても簡単に対応できるという。また、従業員が普段から使用しているスマートフォンやタブレットからの入力も可能となっている。

  • 年末調整申請のUI

また、同システムでは年末調整書類の回収・未回収の状況が一覧で表示されるため、書類回収の進捗が一目で分かるようになっているほか、従業員に対する自動リマインド機能があり、回収業務の工数を削減できるという。

さらに、年末調整で使用した書類の保管も、申告書を保管・一括ダウンロードできる機能や印刷できるレポート機能を備えている。

  • 進捗管理・レポート画面