クレディセゾンは6月2日、CO2排出量を可視化できるクレジットカード「SAISON CARD Digital for becoz」の発行を開始すると発表した。同カードは、クレジットカードの利用履歴に基づくCO2排出量が確認できるものだ。
同カードには、スウェーデン企業のドコノミーが持つCO2排出量の可視化に関する技術が活用されている。また、DATAFLUCTが同日に提供を開始した個人のCO2排出量の可視化 ・オフセットが可能なサービス「becoz wallet(ビコーズウォレット) 」と自動連携が可能。
「SAISON CARD Digital for becoz」は、プラスチックカードを発行せず、専用アプリ上にデジタルカードを発行する。becoz walletにカードの決済データを自動的に連携することで、生活におけるCO2排出量が可視化できるようになる。先月のCO2排出量と比較することも可能で、自身の排出量のうち多くを占めるカテゴリーや先月との差分、利用明細ごとの排出量の確認が可能だ。
なお、同クレジットカードの年会費は無料で、国際ブランドはMastercard。同社は、排出に見合うCO2の削減活動に投資する消費者の「カーボンオフセット」を後押しする考えだ。