MJS M&Aパートナーズは6月1日、ジャスネットコミュニケーションズと連携し、税理士や会計士を対象とした「税理士後継者紹介サービス」の提供を開始すると発表した。
同サービスはジャスネットコミュニケーションズに登録している公認会計士や税理士などの有資格者の中から、事務所経営の希望者を後継者候補としてMJS M&Aパートナーズが関わる会計事務所に紹介するもの。
会計事務所の承継を専門に扱う経験豊富なアドバイザーが、事務所の承継問題に関わるリスクを検討し、承継に必要な課題を顕在化した上で後継者候補者を紹介する。また、後継者の紹介後も事務所承継が成功するためのアドバイスを継続し、約1年間の伴走支援を実施する。
両社は同サービスに加えて、事務所を事業譲渡したい場合は事業譲渡を仲介する「事業譲渡仲介サービス」、事業縮小や廃業を検討すべき場合は「顧問先分割承継サービス」など、会計事務所の課題に合わせて適切なサービスを提供する予定だ。
MJS M&Aパートナーズはミロク情報サービスの会計・財務システムを利用する約8400の会計事務所に対して、会計事務所の事業承継を支援する「事業譲渡仲介サービス」を展開している。一方のジャスネットコミュニケーションズは会計、税務、経理・財務に特化したプロフェッショナル・エージェンシーであり、「人材紹介サービス」を提供する。
現在の日本は少子高齢化や人口減少が進み、さまざまな業種業界で人手不足が深刻化している。中でも、所長の高齢化が進む会計事務所業界では後継者の採用と育成は喫緊の課題なのだという。両社はこの課題に対し、今回の業務提携によってワンストップでの支援を提供し、会計事務所業界の発展に貢献する。