米デル・テクノロジーズは5月26日(現地時間)、2023会計年度(2022年2月~2023年1月)の第1四半期の業績を発表した。

それによると、売上高は、インフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)およびクライアントソリューションズ グループ(CSG)を通じた成長を背景に、前年同期比16%増で第1四半期として過去最高の261億ドル。営業利益は、前年同期比57%増で第1四半期として過去最高の16億ドルだったという。

  • 2023会計年度(2022年2月~2023年1月)の第1四半期の業績

非GAAPベースの営業利益は同21%増で過去最高の21億ドルで、継続事業の純利益は前年同期比62%増の11億ドル、非GAAPベースの純利益は同36%増の14億ドルで、いずれも営業利益の増加および負債残高の減少による支払利息の減少が増加要因だという。

インフラストラクチャー ソリューションズ グループ(ISG)の第1四半期の売上高は、16%増で第1四半期として過去最高となる93億ドルで、ストレージの売上高は、幅広いストレージ ポートフォリオ全体にわたる需要を背景に、前年同期比9%増の42億ドル、サーバーおよびネットワークの売上高は同22%増の50億ドルで、営業利益は同グループ売上の約11.7%となる11億ドルだったという。

クライアント ソリューションズ グループ(CSG)の第1四半期の売上高は、前年同期比17%増で第1四半期として過去最高となる156億ドルで、好調な法人向けPCが業績を後押しする形で、法人向けPCの売上高は前年同期比22%増の120億ドルだったという。

コンシューマー向け製品の売上は前年同期比3%増の36億ドルで、営業利益は同グループ売上高の約7.2%となる11億ドルだったという。

Dell Technologies World 2022で講演する米デル・テクノロジーズ バイスチェアマン兼co-COO(共同最高執行責任者)のジェフ クラーク(Jeff Clarke)氏

米デル・テクノロジーズ バイスチェアマン兼co-COO(共同最高執行責任者)のジェフ クラーク(Jeff Clarke)氏は、「過去最高の業績を挙げた2022会計年度に続き、2023会計年度の第1四半期も過去最高となりました。売上高は16%増の261億ドルで、すべてのビジネスユニットで増加しました。お客様がデジタルの未来に投資し、信頼できるパートナーとしてデル・テクノロジーズを選んで下さる中で、私たちは組織全体を通じてバランスの取れた一貫した方法で、お客様の期待を上回るパフォーマンスを提供できる体制を 確立しています」と述べている。