凸版印刷とEVERINGは5月31日、資本業務提携を発表した。今後はキャッシュレス決済やID認証によるドアの施錠・解錠機能などを持つスマートリング「EVERING(エブリング)」を、入退室管理や勤怠管理など凸版印刷のセキュアサービスと組み合わせて販売する。

両社は今回の提携を通じて、携帯性の高い同デバイスに、個人情報を安全にあつかうセキュアな運用体制と電子鍵をデジタルデータとして取り扱う暗号化技術を掛け合わせることで、ファッション性、利便性と安全性を高いレベルで融合する次世代デバイスを開発し、新たなセキュリティデバイス市場の創造を目指す。

  • スマートリング「EVERING」の利用シーン(決済:写真左、ドア解錠:写真右)

今後は不動産、セキュリティ、自動車、教育、エンターテインメントなどの各業界向けに、新しいサービスを開発、提供するほか、バイタルデータを取得できるリング型デバイス(開発中)を活用して、ヘルスケア分野においても新サービスの開発を目指す。