伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は5月31日、米Intertrust Technologies Corporationのデータ仮想化基盤「Intertrust Platform」の販売を開始することを発表した。
Intertrust Platformは、社内システムやクラウドサービスなどに分散しているデータソースを仮想的に統合し、データベースの行や列などのアクセス権限を含めてきめ細かい設定が可能。
業務の実状に即してセキュリティを強化できるため、グループ会社間のデータを統合して、各社ごとにアクセスできる情報を制御しながら、データを共有することができる。グループ内での利用に加えて、新たなデータのコピーを作成することなく、グループ外の取引先とも安全なデータの共有が可能という。
CTCは、Intertrust Platformを多くのグループ企業を有する製造業や通信業を中心に展開し、3年間で10億円の売上を目指す。また関連するシステム基盤の構築や保守、運用支援サービスなどで企業のデータ活用を支援していく考えだ。