Avery DennisonとWiliotは5月31日、RFID(Radio Frequency IDentification)をスケールさせるための戦略的パートナーシップを締結したことを発表した。

RFIDソリューションを手掛けるAvery Dennisonは、同社が持つ研究開発能力を活用し、第2世代のWiliotタグの設計および製造に着手する。これはBluetoothを搭載した切手サイズのコンピュータをあらゆる製品や包装に取り付けることで、インテリジェント性と接続性を付与し、より俊敏で収益性が高い、サステナブルなサプライチェーンの構築を支援できるという。

さらに、同社はWiliotのセンシングサービス自社のatma.ioコネクテッドプロダクトクラウドに統合し、タグで得られた情報をatma.ioに追加できるようにする。これにより、スマートフォンやパソコン、家庭用品だけでなく、食品や化粧品、物流上の荷物など、ほぼ全てのものがインターネットにつながる可能性があるとしている。

両社は今回のパートナーシップにより、Wiliotタグの製造能力を拡大し、またAvery Dennisonの市場開発やROIの専門知識を活用することで、小売や食品、化粧品、物流サービスといった大型のプロジェクトへのソリューション提供も見込んでいる。

両社は将来的に、廃棄物をなくし、これまでにない透明性と消費者とのつながりを提供できるソリューションの提供を目指すとのことだ。