バルテスは5月30日、ソフトウェアテストの国際規格であるISO/IEC/IEEE 29119に準拠した、テスト計画作成用テンプレートおよびテスト計画のプロセス定義書を公開したことを発表した。
テスト計画とは設計や実装、実施、管理といったソフトウェアテストの指針を定めるものだ。テスト計画を適切に策定できれば、テストプロジェクトが円滑に遂行される可能性が高まる。プロセス定義書は、何に基づいて、どのような作業を行い、どのような成果物を生成するのかをまとめた資料だ。
同社が今回公開した資料は、開発しているソフトウェアをISO/IEC/IEEE 29119規格に準拠させる場合、必須項目を入力することで規格に適合したテスト計画書が完成するという。また、同社はテスト計画のテンプレートを作成する方法の解説記事も同時に公開している。
資料は同社が提唱するテストメソッドである「QUINTEE」に基づいて、ソフトウェア開発の品質および生産性向上の知見をソフトウェアテストを主軸に体系化したとしており、自社内でのテスト計画立案などに資料を利用できるとのことだ。
ISO/IEC/IEEE 29119はソフトウェアテストの統合的な国際規格だ。2013年から2016年にかけて段階的にリリースされ、現在は5つのPartで構成されている。ソフトウェアテストを行うすべての組織に対して、どのようなソフトウェアテストを実施する場合にも使用できるように設計されているという。