RPAテクノロジーズは5月30日、石川県金沢市に「金沢オフィス」、新潟県上越市に「上越サテライトオフィス」を4月1日に開設したことを発表した。

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同社は全国各地の有力企業や自治体とパートナーシップを結び、地域に根ざした“地産地消型”のRPA活用を通じた生産性向上や新規事業の創出、DX人材育成などに取り組んできたという。

北信越地方においては、2019年に設立した「ブリッジにいがた」を通じて地元企業へのRPA導入を支援してきたほか、長野県が進める「長野県DX戦略」の一環として、RPAツールを複数自治体が共同利用する実証実験にも参画している。石川県では、RPAサービス「BizRobo!」のユーザー数が北信越地方最多の新潟県に迫り、両県合計でエリア内の8割を占めているという。

また、石川県が1月に策定した「石川県デジタル化推進計画」においては、行政内部の業務効率化に向けて「AIやRPAを積極的に活用」することが明記され、高等教育機関が集積する「学都石川」の魅力を県内外に発信して移住・定住を促し、「デジタル人材の確保・育成」を通じて「産業の成長・発展」を推進する方針も示されているという。

同社はこうした状況を踏まえ、北信越エリアに根ざし地域のDXを強力に支援できる事業拠点および常駐スタッフが必要不可欠だと考え、このほど金沢・上越サテライトオフィスを開設したという。

北信越5県では、人手不足が深刻化しており、金沢オフィスにおいては業務効率化による生産性向上、またRPA活用を起点としたDXの達成に寄与するため、RPAの導入・活用支援事業とともに、「地元企業とのパートナーシップ強化」「地域のDXを担う人材育成への協力」といった施策を進めていく計画だとしている。