伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は5月30日、ローコードでアプリケーションを開発できるサービス「Managed Service Provider(MSP)」の提供を開始することを発表した。
同サービスはCTCが保有するローコード開発基盤「OutSystems」上でアプリケーションを開発して、保守や運用サービスも含めて提供するもの。契約期間は1年間で、開発したアプリケーションとOutSystemsを利用するユーザー数に応じた従量課金型のサービスとなっている。OutSystemsのライセンスを購入せずにアプリケーションを利用できるため、初期投資を抑えて自社のビジネスに合ったアプリケーションの開発や利用を行うことが可能だ。
また同社は、すでにOutSystemsを利用している企業向けに、汎用的なモジュールを提供するサービス「Independent Software Vendor(ISV)」の販売も開始する。ログ出力やアーカイブ機能、バリデーションチェックなどの共通部品やエンタープライズ向けのアプリケーションテンプレートを揃えている。
同社は両サービスをDXの推進や新規事業の創出に取り組む企業に向けて展開し、3年間で200億円の売上を目指す。また今後、OutSystemsを中心にアジャイル開発に関連したサービスの拡充に注力する考えだ。