NTTドコモ モバイル社会研究所は5月30日、スマートフォン(スマホ)利用者を対象に実施した情報機器の利用実態調査のうち、スマホとテレビの利用に関する結果を公表した。調査には15歳から79歳の男女が参加し、6272件の有効回答が得られた。

平日のプライベートの時間におけるスマホとテレビの利用時間について聞いたところ、40代以下ではテレビよりもスマホを長時間利用する人の割合が高いことがわかったという。若年層ほどテレビよりもスマホを長時間利用する割合が高くなる傾向が見られ、10代では約75%がスマホの利用時間の方が長いようだ。一方で、70代の約8割がスマホよりもテレビの視聴時間が長いことが明らかになった。

  • 平日のプライベートでの利用時間比較 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

    平日のプライベートでの利用時間比較 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

また、平日のプライベートの時間にスマホまたはテレビを2時間以上利用する人の割合についても、スマホは若年層のほうが、テレビは高年層のほうが高くなる傾向が見られた。スマホを2時間以上利用する割合は若年女性で高く、特に20代以下の女性では約9割にも上る。テレビを2時間以上視聴する割合は高年層で高く、60代女性および70代男女では約8割がテレビを2時間以上視聴している。

  • 平日にプライベートで2時間以上利用する割合 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

    平日にプライベートで2時間以上利用する割合 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

続いて、休日のテレビとスマホの利用時間を比較すると、平日と同様に若年層ほどテレビよりもスマホを長時間利用する人の割合が多く、30代以下ではその差が顕著だ。一方で、平日に比べて全体的にスマホの方が利用時間が長い人の割合は減少し、スマホとテレビが同程度、もしくはテレビのほうが長いとする人の割合が高くなっている。

  • 休日のスマホとテレビの利用時間比較 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

    休日のスマホとテレビの利用時間比較 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

休日にスマホまたはテレビを2時間以上利用する人の割合についても、平日と同様に、スマホは若年層のほうが、テレビは高年層のほうが2時間以上利用する人の割合が高い。休日にスマホを2時間以上利用する人の割合は20代以下の女性では9割を超えた一方で、70代では男女ともにテレビを2時間以上視聴する割合が8割を超えている。

  • 休日にスマホまたはテレビを2時間以上利用する割合 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所

    休日にスマホまたはテレビを2時間以上利用する割合 資料:NTTドコモ モバイル社会研究所