ビズリーチが運営するHRMOS WorkTech研究所は5月27日、ビズリーチを利用するビジネスパーソン789名を対象に実施した、人材データ(業績・スキル・適性など)の活用に関するアンケート調査の結果を発表した。
同調査の結果、ビジネスパーソンの46%が、自身の業務アサイン(業務割り当て)に、「人材データが活用されていない」と感じていることが明らかになった。役職別に比較すると、マネジメント(係長・課長・部長クラス)と一般社員では「人材データが活用された業務アサインをされていない」と感じる割合に18ポイントの差があり、一般社員のほうが「活用されていない」と感じる割合が多い結果となっているという。
また、ビジネスパーソンの64%が、人材データを活用して業務アサインを行う企業を、転職先として「とても魅力を感じる」ということも分かったという。そのため、HRMOS WorkTech研究所は、人材データを基に人材活用を行うことは、求職者に対して自社の魅力を発信するきっかけになると推測している。
企業が人事異動や人事配置を行う際、ビジネスパーソンが参考にされていると感じる人材データは、「個人業績・評価」「職務経歴」「スキル・資格・語学力」「社内での評判」の順になっているという。一方で、今後どのような人材データを参考にしてほしいかを質問したところ、「スキル・資格・語学力」「適性」「個人業績・評価」の順となり、参考にされていると感じる項目とギャップが生じる結果となった。
企業の人事担当者に実施した調査でも、人事異動・配置などのために今後参考にしていきたい情報として最も多かったのは「スキル・経験」の52%で、次いで「適性(45%)」という結果となったという。