鹿島建設、レンタルのニッケン、MIYOSHIは5月27日、スマートフォンの専用アプリからQRコードを表示することで高所作業車を起動できるスマートキー「QRKAZAS(キューアールカザス)」と、スマートキーに対応し、既存の高所作業車に後付けできるQRコードリーダーを共同開発したと発表した。

  • QRKAZASに対応した高所作業車(左)とQRコードリーダー(右)

スマートキーの利用にあたっては、まず、同アプリで高所作業車の始業前点検を実施する。点検結果を受けて、「QRコード発行」ボタンをタップすることで高所作業車の鍵の代わりとなるQRコードが発行される。取得したQRコードを高所作業車に後付けしたQRコードリーダーにかざすことで、高所作業車を起動させることができる。

  • 「QRKAZAS」の利用イメージ

今回開発したスマートキーを利用することで、鍵の貸し出しや返却といった、現場で日々行われている煩雑な作業が不要となり、社員や作業員の負担軽減が期待できる。

今後3社は、鹿島建設が導入を進めている作業員専用スマートフォン「K-Mobile(ケイモバイル)」を通じて同スマートキーの普及を図り、スマートキーに対応した高所作業車の現場導入を進める。

また、日々の利用から得られるデータなどのフィードバックを基に、機能向上とともにスマートキーに対応した高所作業車を特定メーカーやリース会社に限らず幅広く普及・展開していくという。