Microsoftは5月24日(米国時間)、開発者向けイベント「Microsoft Build」において、Windows 11が2022年後半にサードパーティ製ウィジェットをサポートする予定だと発表した。Windows 11に搭載されているウィジェットパネルは、デスクトップ上にカード型のコンテンツを配置し、天気やニュースなどの情報を簡単に確認することができる便利な機能だが、現時点ではMicrosoftから提供されるネイティブウィジェットしか配置することができず、ユーザーの選択肢は限られていた。
Microsoftは、将来的にMicrosoftストアを介してサードパーティ製のウィジェットをインストールおよび配置できるようにする可能性に言及していたが、具体的な計画は明らかにされていなかった。こうした中、今回、Microsoftは公式にサードパーティ製のウィジェットが開発可能になると発表した。時期は「今年後半」となっており、正確な日付は公表されていないが、Windows 11の大型アップデートであるSun Valley 2のリリースにあわせてリリースされる可能性もある。
本稿執筆時点では、Windows 11向けのウィジェットを開発する具体的な方法はまだ明らかにされていない。Windows Blogによると、「Adaptive Cards」プラットフォームを搭載したWin32およびPWAアプリのコンパニオンとしてウィジェットを構築できるようになるようだ。
Microsoftでは、Windows 10からWindows 11への移行を促すためにこの新OSの魅力をより強くアピールする必要に迫られている。サードパーティ製ウィジェットのほかにも、MicrosoftではMicrosoft Storeのアップデートや新しい開発者向けツールの提供などを発表している。