Progateは5月19日、4月28日から5月9日までの期間で実施した「会社員のITスキル学習効果に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は20〜65歳の会社員男女6,548人を対象に行ったもの。
まず、対象者に基本的なPC操作を除いたITスキルを並べ、その中から身につけたいITスキルを聞いた質問では、「プログラミング」が31.1%で最も多く、次いで「データ分析」が26.7%、「動画作成」が20.1%という結果になったという。
続いて、自分が勤めている会社にITスキルに関する研修を導入することで良い効果が期待できるかを聞いたところ、「そう思う」「ややそう思う」という回答は45.4%だった。そう思う」「ややそう思う」と回答した人に導入すると効果があると思うITスキルを聞いたところ、最も多かったのは「データ分析」で51.7%、続いて「情報セキュリティー」で42.9%、「プログラミング」で41.0%となっている。
同様に、ITスキル学習の導入で期待できる効果を聞いたところ、「業務が効率化できる」が最も高く54.5%、次いで「生産性が上がる」が43.9%、「従業員のITスキルの平準化が叶う」が39.2%という結果になったという。
また、身につけたいITスキルで1位と2位だった「プログラミング」と「データ分析」を学習した経験がある会社員を対象に、学習効果を聞いたところ、プログラミング学習者は「業務効率化ができた」、データ分析学習者は「活用されていないデータを活用できた」という回答がそれぞれ最も多く、プログラミング・データ分析ともに課題に思っていたことが学習効果として現れていることがわかったという。
加えて、プログラミング・データ分析は今後の業務に役立つと思うかという質問に対し、プログラミング学習者は「役立つと思う」「やや役立つと思う」という回答が81.5%、データ分析学習者は「役立つと思う」「やや役立つと思う」という回答が93.3%に上り、どちらも高い割合をはじき出したという。