VFRは5月18日、ドローンに関するLINEを使用したカスタマーサポート・サービスである「VFRカスタマーコネクト」を4月26日に提供開始したと発表した。なお新サービスの仕組みは、トランスコスモスが構築したとのこと。
ドローンの飛行履歴は現在、機種やアカウントごとに紐づいており、複数のドローンを利用するユーザーには管理しづらく、また企業・組織で飛行履歴をまとめて管理することも難しい状況という。
同サービスにより、飛行業務中に電子マニュアルの閲覧や機体に関する問い合わせも可能になる。オペレーターが業務に集中できるよう支援する。ユーザー登録と機体登録は、SOTENの梱包箱に貼付したQRコードを読み取ることで、LINE公式アカウントへの友だち追加、ユーザー登録、機体登録が一括で可能とのこと。
飛行履歴管理について、LINE公式アカウントではアプリをタップすると免許制度を想定した飛行履歴を自動でスマートフォンに保存する。また、必要な記録を選択して随時ダウンロード可能としている。
ソフトウェアなどの最新情報はLINE上で入手可能なため、定期的にサイトを確認する必要が無いとのこと。また、カスタマーサポートの契約者は、LINEからWeb会議サポート予約窓口へアクセス可能という。
電子マニュアルは写真・動画で解説しており、直感的に操作・運用を理解可能とのこと。なお、問い合わせが多い内容は随時マニュアルを更新するとしている。
同社によると、LINE公式アカウントを使用するカスタマーサポート・サービスはドローン業界では初めてといい、国産ドローンである「SOTEN(蒼天)」のサポートから開始し、今後は他の機種にも対応していく予定とのことだ。
トランスコスモスは同サービスの開始に伴い、 その仕組みを構築したという。LINE公式アカウントの開設から運用、顧客コミュニケーションまで、LINEの法人向けサービスに関するノウハウと技術力を生かし、短期間での構築、実装を実現したとしている。