AIの開発と内製化サービスの提供を行うMatrixFlowは、期待する結果からAIが最適な入力の組み合わせを逆算する新サービス「OptFlow」の提供を5月17日より開始することを発表した。同社のAI活用プラットフォーム「MatrixFlow」上で提供される。

「OptFlow」は、同社が「逆AI」と呼ぶ技術を活用。通常の入力データからAIが結果を予測するサービスに対して、実現したい結果から数理最適化された入力の組み合わせを出力。製造業分野においては完成品モデルから最適な素材の配合率、加工法、条件などの予測、マーケティング分野では目標とする広告効果から最適な予算配分の計算、研究開発や予算の策定、プロジェクト計画の立案などで可能になるという。

  • 「OptFlow」の出力結果画面(同社資料より)

    「OptFlow」の出力結果画面(同社資料より)

「MatrixFlow」(公式Webサイト)

「MatrixFlow」(公式Webサイト)

サービスは、ノーコードで社内AIを構築できるプラットフォーム「MatrixFlow」上で提供され、素材データのアップロード、予測対象の選択、AI設計図「レシピ」の設計、AIの学習条件設定の4つのプロセスを通して結果を出力。主力結果は、CSV形式でダウンロードできる。詳細の利用法はマニュアルで確認できる。