オプテックスは5月17日、Tangerineが同社のビーコン内蔵自動ドアセンサーによる情報取得・配信プラットフォーム「OMNICITY(オムニシティ)」を活用した来店分析サービスの提供を行うことを発表した。同社によれば、同タイプのサービスは世界初になるという。

  • 「OMNICITY」と「Store360 Insight」の連携(同社資料より)

    「OMNICITY」と「Store360 Insight」の連携(同社資料より)

サービスは、「OMNICITY」のビーコン内蔵自動ドアセンサーで取得したデータをTangerineのデータ分析基盤「Store360 Insight」で運用。店舗情報をリアルタイムで取得し、AIによる迅速な自動分析を行いながら、効果的な広告データ配信等の販促施策を実施する。

「Store360 Insight」(公式Webサイト)

「Store360 Insight」(公式Webサイト)

Tangerineの「Store360 Insight」は、IoT機器により店舗で取得される店頭流量、来店数、滞留時間などのデータをAI自動分析で提供。オプテックスの「OMNICITY」は、ビーコン機能搭載の自動ドアセンサーで情報の送受信を行うプラットフォームサービスで通行者のスマートフォンに広告の配信やクーポンの発行、ホテルや病院などに自動チェックインなどのサービスを提供する。今回、両サービスが連携することで高価なAIカメラ不用でローコストなリアルタイム販促サービスの提供が可能になった。

「OMNICITY」(公式Webサイト)

「OMNICITY」(公式Webサイト)

オプテックスは、滋賀県に本拠を持つ各種センサーの企画・開発、販売を行うIoT機器メーカー。自動ドアセンサーで国内55%、海外30%のマーケットシェアを持つ。同社は連携サービスを国内普及にとどまらず北米・欧州・アジアなどのグローバル市場も視野に入れサービス展開していくという。