伊藤忠テクノソリューションズ(CTC)は5月17日、社内外にある様々なデータを収集、分析し経営判断に利用するデータ活用基盤の構築支援サービス「D-Native」を、同日より提供開始することを発表した。価格は2千万円から。
D-Nativeは、データ活用に必要な「収集・整備」、「加工・分析・AI開発」、「蓄積・処理」、「運用・監視」というフェーズに対応したクラウドネイティブなサービスをパッケージ化したもの。
さらにビジネス面の課題整理につながる機械学習やデータ分析のベストプラクティスをテンプレート化しており、導入にかかる期間を最大で4割削減できるという。
サービスを構成する「データ収集・整備」は、システム毎の異なるフォーマットのデータ連携の開発・改修をノーコード開発により実現。「データ加工・分析・AI開発」はデータの加工、分析、可視化に加えSaaS型の統合データ分析基盤、およびデータ/プロセスサイロの解消、データ基盤のコスト削減、柔軟なAI/ML環境の実現。
「データ蓄積・処理」は高速並列処理によるデータベースの作成・処理時間の高速化を実現、およびデータを加工・蓄積しサイロ化されたデータの統合・共有・分析ワークロードを実行するためのデータプラットフォーム。「運用・監視」はマルチクラウド環境での監視・ログ分析、および表面化しないシステム状況を把握し障害を捉え原因の特定に役立てる可観測性プラットフォーム。
データブリックス・ジャパン社長の竹内賢佑氏は、次のようにコメントしている。「当社はビッグデータやAIを活用し、あらゆる企業のビジネス課題の解決やイノベーションの加速に貢献するべく、日本における「データとAIの民主化」を今日まで推進してきました。この度、日本のDXを力強く牽引されてきたCTC様と国内初となる販売代理店契約を締結し、CTC様のソリューション群に、当社の「レイクハウス・プラットフォーム」を追加頂いたことで、より一層データとAIの民主化を進めることができると確信をしております。」