日本CTO協会は5月11日、技術者633名を対象に、ソフトウェアエンジニアをはじめとする技術者にとって企業が開発者体験に関して、どの程度魅力的な発信をしているかを示す「テックブランド力」の調査結果を発表した。
開発者体験とは、エンジニアとしての生産性を高めるための技術、チーム、企業文化等の環境全般を指す。
今回、「開発者体験が良いと思う企業」について、技術者1名につき最大3社を自由回答で列挙してもらい、その結果を集計した。
同調査は、激化するエンジニア採用市場において、技術者からの認知やテックブランド力に関する指標を作って世の中に公表することで、企業のエンジニア採用力強化の指針となること、開発者体験の向上と透明性・オープンネスなどの企業文化の重要性が広く認知されることを目的としたもの。
上位30社が発表されたが、順位は上から、メルカリ、Google、LINE、ヤフー、サイバーエージェントとなっている。いずれも、国内のシステムベンダーではなく、インターネットをベースにサービスを提供する「ネット企業」が上位を独占する結果となった。