TIOBE Softwareから、2022年5月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。

2022年5月におけるインデックスは次のとおり。

順位 プログラミング言語 インデックス値 推移
1 Python 12.74%
2 C 11.59%
3 Java 10.99%
4 C++ 8.83%
5 C# 6.39%
6 Visual Basic 5.86%
7 JavaScript 2.12%
8 Assembly language 1.92%
9 SQL 1.87%
10 PHP 1.52%
11 Delphi/Object Pascal 1.42%
12 Swift 1.23%
13 R 1.22%
14 Go 1.11%
15 Classic Visual Basic 1.03%
16 Objective-C 1.03%
17 Perl 0.99%
18 Lua 0.98%
19 Ruby 0.86%
20 MATLAB 0.82%
  • 5月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

    5月TIOBE Programming Community Index / 円グラフ

  • 5月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

    5月TIOBE Programming Community Index / 棒グラフ

TIOBE Softwareは1年前のインデックスランキングと比較して、C#が最もポイントを増やしていると説明。この1年間でほぼ2%増加したとしており、大きな動きを見せているとコメントしている。

C#は現在主流のプログラミング言語の中では最も成熟したプログラミング言語であり、さまざまなプログラミングパラダイムをサポートしている。当初はLinuxサポートが疑わしかったが、この状況はここ数年間で急速に変化したとのことで、TIOBEインデックスのトップ3に入ってくる可能性が高いとTIOBE Softwareは説明している。

TIOBE Softwareはもう一つの可能性として、C++がトップ3入りする点にも言及している。C++はC++20の登場によって人気が上昇しており、明らかに長期的な増加傾向を示しているという。現在のTIOBE Softwareの予測通りに推移した場合、いずれかの段階でトップ3がPython、C#、C++で占められることになる。