PFUは5月11日、機能強化したAI-OCRフトウェア「DynaEye 11」を2022年7月8日から販売開始すると発表した。
今回のバージョンアップでは、AI-OCRの読取精度が96.1%から99.2%に向上し、斜めに傾いた記入、書き損じによる取り消し線に加え、これまで認識が困難だった枠外にはみ出た記入に対しても、読取が可能になった。
また、顧客からの要望に応え、OCR定義の作成画面を刷新。併せて、自治体帳票に特化したOCR定義テンプレートを新規に提供開始する
さらに、OCR適用業務の拡張が行えるよう、確認・修正機能のみを切り出したライセンス「Entryマルチステーション」を新規に販売する。これにより、別のPCかつ複数台のPCで確認・修正作業を行うことが可能となる。
価格(税別)は、OCR定義の作成、OCR処理、OCR結果の確認・修正、データ出力が可能な「DynaEye 11 Entry」が初期ラインス:1,008,000円、継続ライセンス:168,000/年、フリーピッチ手書き文字や活字を高精度に認識可能な「DynaEye 11 Entry AI-OCR」が初期ラインス:2,016,000円、継続ライセンス:336,000/年、DynaEye 11 Entry マルチステーションが初期ラインス:480,000円、継続ライセンス:80,000/年となっている。なお、初期ライセンスには購入後1年間のソフトウェア利用費用・サポート費用が含まれ、2年目以降は継続ライセンスの購入が必須。
同社は今後3年間で30億円の販売を目指す。