Microsoftが4月12日にリリースしたWindows 10向けの累積更新プログラムKB5012599では、脆弱性の修正を含むさまざまな品質改善が行われた一方、インストールした一部のユーザーからブルースクリーンエラーなどの新しい不具合が発生したという報告も寄せられていた。Microsoftのサポートページではまだこの問題に対する公式なアナウンスは行われていないが、Betanewsは5月9日、「Microsoft to release fix for 'code defect' in KB5012599 update for Windows 10」において、修正パッチがまもなく配信される可能性が高いと伝えた。
KB5012599の適用によって発生した新しい問題については、次の記事でお伝えした。
特に目立った問題は、インストールが途中で停止したり、インストール完了後に0x800F0831および0x8024200Bエラーが発生してブルースクリーンになったりするという不具合である。ドイツのエンジニアがこの問題について自身のブログで伝えたところ、同じ問題を経験したユーザーから、Microsoftからの返答を受け取ったというコメントが投稿されたとのこと。
この投稿を信じるならば、Microsoftはこの問題の原因をすでに特定しており、修正は順調に進んでいるようだ。そして、修正パッチは米国時間で2022年5月10日にリリースされる予定の月例更新プログラムをターゲットにしているという。本稿執筆時点ではまだ5月の月例更新プログラムはリリースされていないが、Microsoftの計画通りであれば、もうまもなく問題は解消されるだろう。