電通デジタルは5月10日、メディカル統合ソリューション「DDMEX(ディーディーメックス、Dentsu Digital Medical Experience Transformation)」の提供を発表した。

同ソリューションは、医師・MR・患者間のコミュニケーションや情報提供をサポートするもので、プラットフォーム・トランスフォーメーション(PXT)領域とコミュニケーション・トランスフォーメーション(CXT)領域で、それぞれ8つのメニューを展開する。プロジェクトに合わせてそれぞれのメニューを選択/カスタマイズすることができ、柔軟性のあるソリューション提供が可能だ(メニューは今後拡張・変更する可能性がある)。

  • 「DDMEX」で提供するメニュー

PXT領域では、MR活動のデジタル化支援、デジタル接点の強化と拡張、医師データの統合/活用を軸とした、データマーケティング、プラットフォームに特化したソリューションを提供する。

CXT領域では、患者のCX(顧客体験)理解からあるべき姿の導出、Webサイトなど自社コンテンツのCX改善、CX専門家によるインハウス化支援など、患者の治療体験を軸とした事業戦略、体験設計やクリエイティブ開発などコミュニケーションに特化したソリューションを提供する。

同社は今回のソリューション提供を通じて、医師・MR間の関係構築のためのリモート技術を活用した接触機会の創出や医師への的確な医療情報提供、MRに対する医師ニーズの共有やナレッジの管理など業務効率化を支援するねらいだ。

また、医師・患者間のより良い関係構築のために、最適なコミュニケーションによる患者の心理的不安の軽減、医師と患者の治療目的の共有、患者側の治療へのモチベーション・治療効率の向上をサポートする。