マクニカは5月10日、米Saviynt(セイヴィエント)とアイデンティティ・ガバナンス管理(IGA、Identity Governance and Administration)のソリューション「Saviynt」の販売における代理店契約を締結したことを発表した。

  • Saviyntとの契約により、マクニカのセキュリティソリューションにIGAが追加された

同ソリューションを利用することで、人事システムなどと連携し、ユーザーの属性(役職や部署など)や職務を元に、各アプリケーションへ適切な最小アクセス権限を付与できる。事前に定義したポリシーを基に、アプリケーションやSaaS(Software as a Service)のアクセス状況とリスクを洗い出し、ポリシーへの合致度を可視化するほか、各アイデンティティの利用状況の可視化と職務分掌分析機能による権限違反の棚卸しも可能だ。

また、サードパーティにおいても最小権限の付与やアクセス状況の可視化・制御しが可能なため、社内外の全組織を単一のプラットフォームで一元的に管理することができる。

今回の契約締結により、マクニカはIGAも含めたアイデンティティ領域のソリューションを網羅的に提供できるようになった。同社はアイデンティティから、エンドポイントセキュリティ、SASE(Secure Access Service Edge)など幅広いソリューションで、企業のゼロトラスト実現を伴走型で支援していくという。