北海道の鷹栖町と旭川工業高等専門学校、NTT東日本は5月9日、農業の課題解決に向けて、デザインシンキング(ユーザーのニーズをデザイン制作における方法・思考を用いて、ビジネス上の課題を解決するために活用する考え方)を活用した共同イノベーションプログラムに取り組み、その一環として鷹栖町でワークショップを開催することを発表した。
今回の取り組みの背景には、鷹栖町では農家戸数の減少・高齢化が進行し、新規就農者確保や水稲農業からの複合経営への転換のほか、農作業の生産性向上が喫緊の課題となっていることがあるという。
これらの課題を解決するために、人材を育成するためにデザインシンキングを採用している旭川高専と、デザインシンキングを活用して地域の課題解決に取り組んできたNTT東日本が加わり、三者の知見や技術を使い鷹栖町の農業の課題解決に取り組むことになった。
ワークショップは5月12日の15時から19時(テーマ共有と課題特定)と13日の15時から19時(解決アイデアの創出)の2日間で行われる予定。
今後は、この取り組みを通じて創出した対策案をもとに、三者で継続して鷹栖町の農業の課題解決に努め、社会実装を目指す方針。