クレジットカードの不正利用対策ソリューションを提供するアクルと、Eコマース不正対策サービスを展開するポールトゥウィンは5月9日、ECサイトにおけるクレジットカードの不正使用被害の削減に向けた業務提携を結んだことを発表した。

近年、クレジットカードの不正利用が社会問題になっている。日本クレジット協会の調査によると、国内発行カードにおける番号盗用被害額は2020年には223億6,000万円となっており、年々増加傾向にあるという。

アクルが提供するクレジットカード不正検知・認証サービス「ASUKA」は、従来の不正検知システムとは異なり、クレジットカード決済におけるセキュリティレベルを向上させることで、不正利用者を寄せ付けないECサイト運営体制の構築を実現する。

一方ポールトゥウィンでは、キャッシュレス決済における資金洗浄(マネーロンダリング)を目的としたサービス利用やポイント不正取得、アカウント乗っ取りの検知といった不正行為に対し、通常と異なるトランザクションの目視検知や振る舞い検知、関連オペレーション業務を提供している。

両社は同提携により、アクルの「ASUKA」とポールトゥウィンが持つ目視検知や振る舞い検知などの知見を組み合わせた不正対策を実現していくことを目指す。