インテリジェントウェイブ（IWI）は5月9日、MSS（マネージド セキュリティサービス）型のセキュリティインテリジェンスレポートサービス「IWI Security Intelligence Alert （ISIA）」の提供を開始すると発表した。同サービスは「クレデンシャル情報漏洩報告サービス」と「フィッシングドメイン報告サービス」の2つのユースケースに対応した調査代行サービスを提供する。

「クレデンシャル情報漏洩報告サービス」はダークウェブなどへ漏洩したクレデンシャル情報を悪用した不正アクセスを防止するため、インターネット上に漏洩している、ドメインにひもづくクレデンシャル情報の調査および報告を行う。

  • 「クレデンシャル情報漏洩報告サービス」の概要図

「フィッシングドメイン報告サービス」では、正規のサービスドメインの類似ドメインを悪用して顧客情報やマルウェア配布などを行うフィッシングサイトを検知し、報告する。また、追加オプションとしてフィッシングサイトのテイクダウン支援サービスも提供するとのことだ。

  • 「フィッシングドメイン報告サービス」の概要図

近年のサイバー攻撃の手法は常に進化しており、企業は攻撃者による情報搾取など事業上の脅威に対策するために、セキュリティに関する脅威情報のリアルタイムな収集や分析など、セキュリティインテリジェンスの活用が急務となっている。しかし、セキュリティインテリジェンスの活用には、幅広い業務の知識や実務経験、さらには対策の検討および実行といった高いスキルや大きなワークロードが必要となる。

これに対しISIAは、ユーザーに代わって特定のセキュリティ対策に必要となる脅威検知に特化した調査を実施するため、各社の人材確保や育成、体制づくりに必要な負担の軽減が見込めるという。料金は個別の見積もりとなるため要問い合わせ。