オカムラ、KDDI、西部ガスホールディングス、サントリーホールディングス、セブン-イレブン・ジャパン、日立製作所、三菱UFJ銀行、ライオン、リクルートマネジメントソリューションズの9社が参加する「ニューノーマルな働き方協創コミュニティ」は5月9日、2020年10月から2022年3月まで1年半の活動期間で議論してきた内容を活動レポートとして公開した。
同コミュニティに参加する9社は、働き方に関する取り組みや課題を共有し、未来の働き方のあるべき姿について検討するとともに、参加者相互の啓発により新しい取り組みのベストプラクティスを学び合うことを目的に、2020年10月から2022年3月までの間、共同でコミュニティ活動を行った。
同レポートでは、一人ひとりが自らの価値を高め活躍し続けられる働き方の実現をめざす上で重要な3つの観点に着目した。
一つ目がイノベーション創出に向けたコミュニケーション。「働く場所の多様化など、激しい環境変化におけるイノベーション創出に向けたコミュニケーションの実現」に加え、「働く場所、社員の価値観の多様化が進む状況における、社員の自律の実現」という2つの点で、会社組織と人事・総務部門がすべきことを検討した。
二つ目は自律的な働き方に向けた効果的なマネジメント。人材育成に必要な施策とその施策を定着させるために経営層・マネジメント層が取り組むべきことを検討。
三つ目は「タテ」「ヨコ・ナナメ」「社外」におけるつながりの強化だ。社員一人ひとりの自律性を育み、イノベーション創出につながる組織風土を醸成していくためにコミュニケーションが果たす役割は非常に大きいと考え、コミュニケーションを「タテ」「ヨコ・ナナメ」「社外」の3つに分類し、議論したという。
同コミュニティは、議論成果をまとめた活動レポートを公開し、参加企業だけでなく、日本企業全体で変革していく考えだ。