ドローンなどのロボティクスを活用したソリューションを提供するセンシンロボティクスは4月25日、小型ドローンのハードウェア・ソフトウェア開発を行うSkydioの日本法人との業務提携ならびに正規販売代理店契約の締結を発表した。
Skydioは、米国に本社を置く小型ドローンのハードウェアやソフトウェアの開発企業で、Skydio製のドローンは、AI・Visual SLAM(VSLAM:自己位置推定)の技術を活かした自律飛行が可能。
また、同社は従来撮影が困難であった非GPS環境や磁界環境などでの飛行が可能な小型ドローンを取り扱うほか、3次元モデル作成やデジタルツイン利用に有効なデータ取得に特化したオプションソフトウェア機能も提供している。
一方のセンシンロボティクスは、ドローンなどを用い、設備点検、災害対策、警備・監視といったソリューションの構築を行っている。
今回の業務提携により、Skydio製ドローンの特徴を活用したソフトウェアを含むソリューションの構築、実オペレーションへの導入、導入後のアフターサポートといった、ドローン利活用の全フェーズをシームレスに提供することが可能となるとしている。
たとえば、ドローンの自律飛行や、飛行中・飛行後のフライトログ管理、カメラなどのセンサデータの一元管理を行うことで、インフラ点検、現場管理、防災・災害対応といった幅広い分野において、より安全かつ高効率な完全自動化ドローンソリューションの提供を行っていくとしている。
両社は、すでに顧客向けのデモンストレーションやENEOSが持つドローンショーケース兼実証フィールド「ENEOSカワサキラボ」での実プラント設備に向けたさまざまな試みを実施し、具体的な用途開発を行っているという。