NTTコミュニケーションズ(NTT Com)とNTTレゾナントは4月27日、「新ドコモグループの組織の再編成を実施」に基づき、2022年7月1日をもって、インターネット接続サービスやMVNOサービスなどNTT Comのコンシューマ向け事業をNTTレゾナントに移管すると発表した。

事業移管の対象サービスは、コンシューマ向けインターネット接続サービス（OCN光、OCN for ドコモ光、OCN光 with フレッツなど）、コンシューマ向けMVNOサービス（OCNモバイルONE）、コンシューマ向けその他オプションサービス。

  • 移管するサービス

利用している顧客側での手続きなどは一切なく、7月1日以降も特段の変更なく継続して利用でき、メールアドレスやパスワード、お客さま番号などの変更もないとしている。

なお、両社は移管の理由を、ドコモのコンシューマ営業戦略のもとで経営方針を統一し、意思決定の迅速化を図ることで、多様なニーズに応える料金・サービスの提供と販売チャネルの変革による顧客基盤の拡大を加速するためとしている。

今後、NTTレゾナントはドコモのコンシューマ向け営業戦略のもと、従来より提供しているgooの各種サービス・EC事業に加えて、あらたにインターネット接続サービスとMVNOサービスの運営を一体的に担うことで各サービスの連携を強固にするほか、NTT Comは法人事業に経営資源を集中することで、大企業から中小企業まで顧客をワンストップでサポートする営業体制を構築するとともに、移動・固定融合サービスや5G・IoTなどの新たな先端ソリューションを拡充していくとしている。