Microsoftは4月12日にWindows 10の複数のバージョン向けに累積更新プログラム「KB5012599」をリリースした。この更新プログラムには脆弱性の修正を含むさまざまな品質改善が含まれている。しかしこのアップデートを適用したユーザから、ブルースクリーンエラーが発生するなど複数の問題の報告が寄せられていると、Betanewsが4月25日に伝えている。
KB5012599はWindows 10バージョン20H2、21H1および21H2向けにリリースされた累積更新プログラムである。アップデートの詳細はMicrosoftによる次のサポートページにまとめられている。
Betanewsによれば、オンライン上のフォーラムには、Windows 10の複数のユーザからKB5012599のインストール中またはインストール後にさまざまなエラーが発生したという報告が投稿されているという。特に目立っているのが、インストールが途中で停止したり、インストール完了後に0x800F0831および0x8024200Bエラーが発生してブルースクリーンになったりするという不具合。加えて、画面のカクつきが発生するようになったという報告もある。
本稿執筆時点では、Microsoftはまだこの問題について公式に認めてはおらず、サポートページの既知の問題セクションにも掲載されていない。もし問題に遭遇した場合は、Windows UpdateでKB5012599をアンインストールすれば一時的に状況が改善できる可能性があるという。また、KB5012599は.NET Framework向けの更新プログラムである「KB5012117」とも関連しているため、KB5012599のアンインストールで改善しない場合にはKB5012117のアンインストールも試してみるといいだろう。