Microsoftは4月21日(米国時間)、Windows 10バージョン1809およびWindows Server 2019向けに累積アップデート「KB5012599」を公開した。このアップデートでは、WindowsのフリーズにつながるWindows Defenderの問題などをはじめとする、セキュリティに関連しない多数の修正が行われている。KB5012599はプレビュー扱いの「C」リリースとして提供されており、Windows Updateでオプションの更新プログラムとしてインストールできる。

KB5012599で修正された問題のリストは、次のサポートページにまとめられている。

この更新プログラムでは、Windowsがフリーズする原因となっていたWindows Defenderアプリケーション制御(WDAC)ポリシーの問題が修正されている。また、リモートデスクトップセッションが再接続できなくなる問題、リモートデスクトップ上でGPUの負荷分散が意図通りに動作しない問題、レジストリから実行ポリシー設定が正しく返されない問題など、多数の問題に対する修正も含まれている。その他、Secure Bootコンポーネントのサービスに関する機能強化も行われた。

  • Microsoft releases KB5012636 update to fix Windows freezing and improve Secure Boot

    Microsoft releases KB5012636 update to fix Windows freezing and improve Secure Boot

KB5012636は2022年5月に提供される月次アップデートで正式にリリースされる予定となっている。アップデートを一足早く適用したい人は、Windows Updateから手動でオプションの更新プログラムをインストールするか、次のWindows Updateカタログページから自前でダウンロードしてインストールすることができる。