ドバイを本拠とするエミレーツ航空は4月25日、顧客および従業員のために、数千万ドルの投資を通じて、最新デジタル空間での顧客体験を展開する戦略を発表した。

  •  出典:エミレーツ航空

エミレーツ航空は、メタバースにおける特徴的なブランド体験の構築計画、収集型・機能型NFT(非代替性トークン)の発行を行う。初期プロジェクトは進行中で、数カ月以内に提供開始が予定されている。

さらに、ドバイ国際博覧会跡地にあるエミレーツ館を技術革新の拠点として再利用し、メタバース・NFT・Web3(ウェブスリー:分散型ブロックチェーンを基盤とした新しいインターネットの概念)など、エミレーツ航空の未来を見据えたプロジェクトを実現するために世界中から人材を集める。

今回の発表は、ドバイおよびアラブ首長国連邦がデジタル経済の構築と発展、暗号資産、AI(人工知能)、ビジネス環境や日常消費者向けサービスに関連する最新技術の取り組みに注力する姿勢に沿ったものだという。