新型コロナ感染者の増減の波が続く中、リモートワークが続いている人、オフィスに出社する人、様々だろう。リモートワークを導入している企業は、今後も完全リモートというよりも、リアルと組み合わせた「ハイブリッド」になると予想されている。

場所や環境が一定しない中でどうやって生産性を維持するか。ハイブリッドワークでの生産性について、The Times of Indiaが「5 Things that can help boost productivity in the hybrid work model」という記事で5つのアドバイスをしている。公益財団法人 日本生産性本部が発表したところ(共同通信PRWire)によると、1月のテレワーク実施率は18.5%、第一回目の緊急事態宣言が出ていた2021年5月は31.5%だったことを考えると、オフィス回帰が見られるといえる。リモートワークを経験した企業や組織の多くが、オフィスに戻しながらもリモートも認めるというハイブリッドワークの方向性に進むと見られているが、完全に自宅でもなければ、完全にオフィスでもない。自宅とオフィスという異なる環境を使い分けることになる。ハイブリッドワークで生産性を高めるにはどうすれば良いのか、記事のアドバイスを見てみよう。

1)テクノロジーをうまく使う
従業員がどこで働いていても、つまりチーム全員が物理的場所に揃っていなくてもコラボレーションとコミュニケーションが円滑に進めば、生産性のアップにつながるだろう。

ここで記事が推奨するのがクラウドの活用だ。メール添付よりもクラウドストレージにあるファイルにアクセスする、プロジェクト管理ツールで誰が何をどこまでやっているのかなどの情報が一目でわかるようにする、などのことが可能になる。幸い、これらのクラウドツールの多くが簡単に連携できるようになっており、クラウドストレージとビジネスチャットなどバラバラのツールを使っていたとしてもスムーズに使うことができる。

2)環境設定
自宅でも仕事ができるような環境づくりはマストだ。PCなどの機器、デスクと椅子だけではない。侮れないのがネットワークだ。ビデオ会議がストレスなく行えるレベルのネットワーク帯域が自宅にも必要だ。

3)仕事専用のスペース
リモートワークを経験済みなら同意いただけるだろう。自宅で仕事をする場合は、専用のスペースが必要だ。特に家族がいる場合は、仕事に集中できる空間をきちんと持って仕事をした方が生産性が上がるだろう。

4)時間管理
1、2、3で準備を整えたらいざ仕事だが、ここで重要なのが時間管理だ。オフィスで仕事をする時は、オフィスでしかできないことーーリアルでのミーティングなどを中心に時間を使うべきだろう。自宅の時は邪魔が入りやすいので注意が必要だ。またオフィスでは仕事の終わりが明確だが、自宅ではわかりにくい。ずるずると仕事をしてしまうとワークライフバランスの観点でよくない。

5)柔軟性を持つ
ハイブリッドワークで重要なポイントは柔軟性だ。仕事の内容に合わせて柔軟に場所を選び、時間も選ぶことができる。

管理する側も柔軟性が重要になる。リモート中の社員は、仕事の合間に家事や育児をすることもある。必ずしも就業時間ではないが、最も集中できる時間に仕事をしたいという社員もいるはず。規模の大きな組織では、統制のとれた運用を目指すため業務による個別の環境が軽視される場合も多かれ少なかれ存在する。多様な組織であれば、すべてにベストに当てはまる環境が初めから用意されているわけではない。喧々諤々とやり合う会議や子どもが大声で遊び回るスペースとが常に同じエリアでは、地道な作業はなかなか進まない。また、検証に必要だが組織に導入されていないクラウドやシステムなどは機転を利かせて環境を構築せざるを得ないケースも有る。言わば"自分だけのデジタルスペース"が必要な場合もあるのだ。ツールもそのひとつだ。

"20%ルール"で自分だけのプロジェクトでコマンドラインWikepediaを作ってみた筆者であったが、やはりWikipediaで指定したキーワードの本文を呼び出したいと思った。リファレンスにGet files on pageというのがあるので、Pythonのサンプルを見ると以下の様なものだ

# Get media files used on the Jupiter article on English Wikipedia

import requests

page = 'Jupiter'
url = 'https://en.wikipedia.org/w/rest.php/v1/page/' + page + '/links/media'
headers = {'User-Agent': 'MediaWiki REST API docs examples/0.1 (https://www.mediawiki.org/wiki/API_talk:REST_API)'}

response = requests.get(url, headers=headers)
data = response.json()

print(data)

前回作ったコマンドラインWikepediaとマージさせてみる。

import sys
import urllib.parse
import requests

args = sys.argv
s = args[1]
s = urllib.parse.quote(s)

page = s
url = 'https://ja.wikipedia.org/w/rest.php/v1/page/' + page + '/with_html'
headers = {'User-Agent': 'MediaWiki REST API docs examples/0.1 (https://www.mediawiki.org/wiki/API_talk:REST_API)'}

response = requests.get(url, headers=headers)
data = response.json()

print(data)
  • Wikipediaの本文を取り出せるようにリファレンスのAPIサンプルと自分が作ったものを部分部分動くようにマージさせる

    Wikipediaの本文を取り出せるようにリファレンスのAPIサンプルと自分が作ったものを部分部分動くようにマージさせる

コマンドライン引数から宮本武蔵の入力で本文を表示させることができたが、やはり読みにくい。JSON形式の取り回しが複雑そうなので、テキスト保存し正規表現のreモジュールでHTMLタグを削除して再表示させる仕様に変更してみる。

import sys
import urllib.parse
import requests
import re

args = sys.argv
s = args[1]
s = urllib.parse.quote(s)

page = s
url = 'https://ja.wikipedia.org/w/rest.php/v1/page/' + page + '/with_html'
headers = {'User-Agent': 'MediaWiki REST API docs examples/0.1 (https://www.mediawiki.org/wiki/API_talk:REST_API)'}

response = requests.get(url, headers=headers)
data = response.text

with open("test.txt", mode="w", encoding="utf-8") as f:
    f.write(data)
with open("test.txt", mode="r", encoding="utf-8") as f:
    str = f.read()

r = re.compile(r"<[^>]*?>")
last = r.sub("", str)
print(last)
  • ごちゃごちゃしてはいるが、コマンドラインでWikipediaの本文の文章は読めるようになった

    ごちゃごちゃしてはいるが、コマンドラインでWikipediaの本文の文章は読めるようになった

スマートなやり方はほかにありそうな気もするが、とりあえずコマンドラインで日本語キーワードからWikipediaの本文を取り出し読めるようになったのであった。調べ物のファーストツールとしてWikipediaを使う筆者は、毎日のように使っているため重宝する次第である。