東京都住宅供給公社(以下略、JKK東京)は、東京ガスとヤマト運輸と連携したJKK東京の賃貸住宅に居住する高齢者向けに通信機能付きセンサーによる「見守りサービス」の提供を4月25日に発表した。

東京ガスが提供する見守りサービス「もしものたより」は、ドアの開け閉めを検知するセンサーをトイレや玄関のドアに設置し、一定時間開閉がない場合に登録メールアドレスに連絡するというもので、サービス利用料金は月額990円(税込)となる。

  • 東京ガス「もしものたより」利用イメージ

    東京ガス「もしものたより」利用イメージ(同社資料より)

ヤマト運輸が提供する見守りサービス「クロネコ見守りサービス」は通信機能を備えたLED電球「ハローライト電球」をトイレに設置し、一定時間、点灯や消灯が検知されない場合はメールで通知を行う他、ヤマト運輸のネコサポートサービスセンターが関係者に電話連絡を行う。サービス利用料金は月額1,078円(税込)。

  • ヤマト運輸「クロネコ見守り」利用イメージ(同社資料より)

    ヤマト運輸「クロネコ見守り」利用イメージ(同社資料より)

JKK東京は、両サービス利用の親族等からの依頼を受け安否確認を行う。サービスは、高度経済成長期に入居した多くの世帯、及び新規入居者に高齢者世帯が増えている現状の対策として2020年にJKK東京が公募し両社を選定、実証実験を行ってきた。今回、実証実験での有効性の確認と利用者から多くの好評の声を受け、サービスの本格始動となった。