情報処理推進機構(IPA)は4月25日、国家試験である基本情報技術者試験(FE)、情報セキュリティマネジメント試験(SG)を2023年4月から通年試験化することを発表した。

両試験はこれまで、年2回(上期・下期の一定期間)実施していたが、今後は随時受験できるように変更する(試験の申込方法、受験規約などの詳細については、後日発表される)。

併せて、試験の出題形式を変更し、試験時間を短縮する。小問形式への変更による午後問題のコンパクト化、出題数・解答数の変更などによって、試験時間を30~40%(FEの試験時間を300分から190分に、SGの試験時間を180分から120分に)短縮させるという。FE、SGともに、午後問題をコンパクト化した小問のサンプル問題を公開する。

また、FEではこれまで、擬似言語(アルゴリズムを表現するための擬似的なプログラム言語)と併せて、個別プログラム言語(C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフト)による出題を実施してきたが、普遍的・本質的なプログラミング的思考力を問う擬似言語に統一する。